ワールドメイトへのに関するNさんの陳述書は虚偽

Nさんの陳述書の虚偽事実 (1)

 Nさんの陳述書が提示する「具体的事例」には、明らかな誤りだけでなく、故意に歪曲、操作されたものもたくさんあります。ワールドメイト側は下記のように、そのトリックを鋭く指摘します。 

 

==========以下、引用==========

 

 例えば、26頁5行目〜19行目について。

 深見教祖らと新潮社との裁判において、被告側が提示した荻窪税務署との裁判における証拠資料を聞きかじり、何の検証もなく記載しています。

 そもそも、ここで出されたつぎはぎだらけの「録音テープ」なるものの存在を、深見教祖は認めていません。税務当局が提示する証拠には、捏造されたものや、詐術的な言い換えによって換骨奪胎されたものが極めて多いのです。仲間うちで談笑中に飛び出した、ありえないような夢物語や、明らかな冗談まで、あたかも真面目に話した会議内容であるかのように装って、証拠として提出されています。

 新潮社の代理人であるO弁護士が引用したテープも、これと同列であり、前後の内容を無視して片言隻句を編集され、深見教祖の話した意味をまるきり取り違えさせるように作成されたものです。

 当教団も深見教祖も、このテープで深見教祖が発言したとされる内容について、一切認めておりません。したがって、「不安産業は儲かるから宗教団体を作って信者に不安をあおろう」、「宗教も学問も講義も客商売」といった考えを持ったことはかつて一度もなくすべて虚構であります。

(ワールドメイト陳述書③ 1516頁)

 

==========引用終わり==========

 

 ここで触れられている「荻窪税務署との裁判」というのも、もう一昔前のことで、知らない方も多いかも知れません。今から見るととんでもない話ですが、ワールドメイトが、税務署から全くの別の会社と誤解され、濡れ衣を着せられかけたことがあったのです。

 深見先生も過去何度か講義でお話しされていますが、さすがに最近はそんな古い話までなかなか出てきません。私は、自分がワールドメイトを紹介した知人達に、この話を何度か説明していますので、以下その内容を紹介します。

 

 発端は、平成4〜5年頃のことでした。私は当時既に会員として在籍していましたが、その頃ワールドメイトには、別派活動をしていたグループがありました。その中心人物はプロのシナリオライターで、彼らが、深見先生やワールドメイトのイメージダウンを狙って、税務当局やマスコミに怪文書を出したりしたそうです。

 税務当局は、その情報を信じて、平成5年に、ワールドメイトを徹底調査しました。ところが、別派グループから得ていた情報と実状は全然違い、結局、別派グループが持ち込んだ話に沿うような違法な事は、何一つ出てこなかったのです(後に、この別派グループの人達は、自分たちは税務当局などに誤ったことを述べていた、と認める記者会見をしています)。

 この人達のことは、私も知っていますし、当時(平成4〜5年頃)、支部にこの人達が来たり、別派活動に誘われたこともあります。創作した証拠をあれこれ持ち込んだような話も漏れ聞き、後に記者会見の件を聞いて「やっぱりなあ」と思ったものでした。

 

 そして、当たり前の事ながら、ワールドメイトはおとがめ無しとなったのです。それが平成7年のことでした。

 しかし税務当局は、ワールドメイトが無実だと分かった後も、よく分からない理屈を立てて、強引に課税しようとしたそうです(平成8年)。前記の「荻窪税務署への裁判」というのは、この課税について、「全くでたらめなものなので撤回せよ」という内容の行政訴訟です。

 そして平成18年、ついに、東京高裁において、税務当局の言い分が全く誤りであったことが証明され、課税をすべて撤回するという内容の高裁判決が降りたのです。ワールドメイト公式サイト内の「税務問題について:13年にわたった濡れ衣が晴れました!」に書かれている内容によれば、実に13年にもわたって掛けられていた濡れ衣が、ようやく晴らされた瞬間だったそうです。

 13年にもわたって、まるで税金問題を起こしたかのような濡れ衣を掛けられたら、当然、その被害も膨大なものだったでしょう。しかしそれでも、ワールドメイトは、税務当局に対して、一切賠償請求などは行わなかったそうです。ワールドメイトの公式サイトには、こうあります。

 

この13年の間、ワールドメイトが被った被害は、甚大なものがありました。ワールドメイトの当時の代表者、職員、関係者らは、何度も東京国税局に呼び出され、深夜まで続く過酷な取り調べを受けました。体を壊す者(医師の診断書あり)、机を叩いて恫喝された者、無理やり供述書にサインをさせられた者など、一人ひとりの体験は克明に記録として残してありますが、いま読み返しても慄然とするものばかりです。

 また当時、国税関係者以外知り得ない情報が週刊誌に掲載されたり、週刊新潮などで、「脱税ワールドメイト」などと報じられるなど、あたかもワールドメイトが「悪者」であるかのような報道被害が相次ぎました。さらには、こうした報道を信じ込んだ人々によって、「宗教団体が脱税」などの誤った情報が、インターネット上で半永久的に流され続ける結果となり、信者らの心に大きな傷を残すなど、被った被害を挙げればきりがありません。

それが、13年の時を経て、濡れ衣だったことがようやく証明されたのです。確かに、各方面からのアドバイス通り、通常ならば、国家賠償請求訴訟などにより、これまでに被った社会的・経済的・精神的な被害について、回復を求めるのが一般的な行動かもしれません。

しかしながら、前述の通り私達は、こうした損害の賠償請求を一切行わない決定をいたしました。

 それは、繰り返しになりますが、もし仮に国家賠償請求を行い、金銭的に損害が補填されたとしても、その賠償金とは結局、国民一人ひとりが納めた血税に他ならないからです。

 ワールドメイトは、日本と世界の人々の幸せを願い、宗教活動および福祉活動を推進する団体であり、自らの損害回復のために、国民の負担を増やすなどまったく志に反することです。

 それゆえ私達は、国に対して、被害回復の賠償請求等は行いませんし、何ら遺恨を抱くものでもないことを、ここに明言させていただきます。

 戦前、国家から弾圧された大本教では、教祖の出口王仁三郎が、治安維持法違反などで約7年も獄中に過ごしました。やがて終戦となり、無罪となった出口王仁三郎は、周囲から国家賠償請求することを勧められますが、「政府に賠償を請求しても、出る金はみな国民の税金から取ることになる。いま日本人は敗戦の苦しみから立ち直ろうと懸命に努力している。その時に私どもが、国民の血と汗の結晶である税金を、自分のものにもらうわけにはいかない」と、賠償請求を放棄したそうです。私達も今、全く同じ気持ちでおります。」

(ワールドメイト公式サイトより引用)

 

 私は、こうしたポリシーを持って活動する団体の会員であることを、誇りに思っています。

 

 話を戻しますが、この時の裁判で、税務署側は、かつて別派グループの人達が作ったものをベースに、いろいろな証拠を出したそうです。しかし結局、税務署側が提出した証拠は、最終的な判決ではほとんど無視されたそうです。

 特にテープ証拠は、元々別派グループの人達が編集改ざんした、「誤り」のあったものに、さらに税務当局が、意図的な編集を加えたものだったとか。(テープ証拠には文字起こしがついていたそうで、その文字起こしの最初に、税務当局自身が、「このテープは編集したもの」だとの旨、書いてあったそうです)

 Nさんの陳述書で引用された「録音テープ」とは、これらの税務署テープです。改ざんテープだったというワールドメイト側の話も、こうした背景を知っていれば、そりゃそうだろうと理解できるところです。ちなみにこれらの、税務署側が出したテープ証拠は、高裁判決で全く無視されたそうですが、私には、「当たり前」の正義が行われた結果に思えます。

 

Nさんの陳述書の虚偽事実 (2)

 ところがNさんは、「ワールドメイトが脱税で立件されている」などと、自身の陳述書に書いているのです。これは全くの誤りで、ワールドメイトが立件された事実など全くなかったことは前項の通りです。

 あなたは、全く身に覚えもないのに、「あいつは脱税で立件された奴だ」と吹聴されたら、どう思いますか? まさにワールドメイトは、このNさんの陳述書によってそんな扱いを受け、しかもネット上でそのデマを流され続けているのです。もしNさんが確信犯的に書いたのなら、非常に悪質な中傷だと思います。

 当然、ワールドメイトも、以下のように強く否定し反論しています。

 

==========以下、引用==========

 

 31頁1行目〜13行目について。

 当教団も、その関連団体も、いずれも「巨額脱税」などしたことはありません。Nさんはインターネットで、「ワールドメイト(株式会社コスモワールド)が脱税(悪質な資産隠し)で立件されていることを知ったのです」(9行目〜10行目)と、明白な虚偽事実を記載しています。

 いったい当教団、あるいはその関連会社のどこが、いつ、何について立件されたのでしょうか?その裁判はどこで行われ、どのようになったのでしょうか?

 東京国税局、検察庁、裁判所のどこに問い合わせをしたところで、そのような事実はありません。事実として、「脱税問題はまったくの無罪潔白が証明され、立件されなかった」のです。Nさんの無知、不勉強から来るものか、悪質かつ詐術的な目論見から来るものか、この記述は明白な虚偽です。

(ワールドメイト陳述書③ 16頁)

 

==========引用終わり==========

 

 いずれにせよ、ワールドメイトが立件されたという事実自体が存在せず、Nさんは陳述書で真っ赤なウソを書いていたと言うことになります。それをそのまま公開しているというのは、ウソを故意に広めている訳で、悪質な行為だと私には思えます。

 

Nさんの陳述書の虚偽事実 (3)

 こちらは歪曲とでもいうべきものでしょうか。海外の施設について、「宗教を隠れ蓑にした隠し資産」とNさんは書くのですが、実際には以下の通り。

 

==========以下、引用==========

 

 また、ここでNさんが述べている海外の資産は、オーストラリアのパースに所在する、当教団の神社「皇大神御社」の関連施設です。

 当該神社は、現地の気候風土に馴染み、自然の中に存在する神を祭るため、「シュライン・ファーム」というコンセプトで建立されています。インド洋に沈む夕日をはじめ、何体かのご神霊をご神体としており、海に、川に、牧場に、あらゆる聖なる場所に神を祭り、神と交流するスポットを設けているのです。そのため、マリーナやクルーザー、家屋などの施設を備えているのは、別に不思議でも何でもありません。しかもこれらは、現地の中流以上の家庭ならば、普通に所有する規模のものに過ぎず、現地の人たちに「豪邸」などという紹介をすれば、冗談としか思われないことでしょう。

 そればかりでなく、こうした施設がパースに存在し、会員にも使用の便宜を図っていることは、かねがね何度も公言されていることです。数年に一度、深見教祖が会員の有志を率いて現地に行き、「パース神業」を開催しているくらいですから、これら施設を「宗教を隠れ蓑にして」「プールつきの豪邸や豪華クルーザーはおろか、400艘のヨットが停泊できるマリーナまで所有していた」と記載するNさんの思考回路に、ただただ驚いてしまいます。

(ワールドメイト陳述書③ 17頁)

 

==========引用終わり==========

 

 パース神びらきや、その後何度か行われているパース神業は、ご神業の歴史の大事な1ページです。深見先生も、私たち会員に対して、何度もその意義や上記施設について説明されています。

 先のパース神業に参加された方の、「深見先生を先達に、現地のマリーナから、スワン河に祈ったのよ…!」なんて話を聞くと、その思い出話を通じて、こちらまで体が熱くなったものです。私も、次の開催の機会をワクワク待っている一人です。

 古くからのワールドメイト会員で、こうしたことを知らない人はいないでしょう。神業的意義があり、また会員も知っている施設が、なぜ「宗教を隠れ蓑にした隠し資産」になるのか、理解に苦しみます。

 

 

Nさんの陳述書の虚偽事実 (4)

 以下の記述は、すべてのワールドメイト会員の感情を傷つけるものだと思います。こうしたことを根拠なく書きたて、それをネット上で公表するのはいかがなものでしょうか。

 

==========以下、引用==========

 

 49頁最終行には「ワールドメイト内では不倫が多くはびこっています」とあり、また、50頁7行目〜9行目には、「ワールドメイトが原因の家庭不和、不倫、離婚、多額の借金、自己破産、解雇などは枚挙にいとまがありません」と記載しています。これらは当教団の会員一般に対して、大変失礼な記述です。もしそうであるなら、具体的な根拠をお示しいただきたい。

 仮に、そうした事例がいくつかあったとしても、それらは少数の個々人が自らの責任においてなしたものであり、そうではない大多数の会員に対して、あまりにも無礼というべきものでありましょう。当教団では社会性を重んじ、まずはしっかりと自分を磨いて、現実的な生業や家庭を整えることを繰り返し教育しています。上記のような行為を戒めはしても、推奨するはずがありません。

 にもかかわらず、会員の一身上に起こったすべての不都合の責を、当教団に負わせようとすることは、いくらなんでも道理が通らないといえるでしょう。

(ワールドメイト陳述書③ 18頁)

 

==========引用終わり==========

 

 本当に失礼な記述です。私たち会員全員に対して、謝ってほしいと言いたいくらいです。

 どこの教団であれ、どんなグループであれ、また社会一般を見ても、そうした方々がゼロではないでしょう。しかし、どのような根拠と証拠で、ワールドメイトに「不倫が多くはびこっている」だの、「枚挙にいとまがない」などと、Nさんは言い出すのでしょうか。失礼にもほどがある、と考えるのは私だけでないでしょう。


 このくだりを読むと、Nさんが、自分の影響で「退会者が1000人以上」も出たと吹聴していたのと、誇張の仕方が全く同じだと感じます。すなわち、数字や規模の記述にまるで根拠がない、個人的な印象論を、あたかも普遍的一般的な事実のように記しているのです。

 いったいどういう目的で、この文書が書かれたのか。改めて疑念を覚えるのは、私だけでしょうか。